MGミジェットのフルスクラッチ(その10)
前回までに一周目として大まかな削り出しが終わったので、今回から二周目として、サンドペーパーとやすりで、もう少し細部を削っていこうと思います。カッターナイフと彫刻刀での削り出しでは、うろこのような楕円形の削りあとができるので、これを消しながらひと皮剥いていくような感じになると思います。
二周目も側面から手をつけることにします。
両側面とも半円状の傷があるのですが、これはプラ板の貼り重ねの接着が甘く、カッターナイフや彫刻刀による削り出しの際に必要以上に削れてしまったあとです。
貼り合わせる面積が大きいと、このように接着に失敗することがありました。この傷あとの奥も接着できてない可能性があるため、流し込み用接着剤を垂らしておきました。
この段階でもまだパテで埋めません。無理に削って消そうともせず、最後の仕上げの時までこのまま放置しようと思います^^
続いてリア部分です。
キャビン部分との境目は、前後面、両側面とも内装の作業時に手を付けるつもりなので、キャビン部分に遠いところのみの作業です。
テールランプのとんがりは細く削る必要があったのですが、先に手を付けた左側は削りすぎたようです。実車をよく見ると、とんがりの角度は同じではなく、内側が鈍角、外側が鋭角になっているので、右側はそのようにしました。
お尻の裏側(←^^;)も実車を参考にして削り込みます。
テールランプとトランク下部のくぼみを削っていると、中まで貫通してしまいました><
お尻の丸みのために削りしろは大きめに取っていたつもりだったのですが、この部分は不足していたようです。
裏打ちのプラ板を追加するのに、後で取り外すつもりだった中仕切り板が邪魔になるので今回取り外すことにしたのですが、作業台との接続用の5mm角棒の受けは必要なので、受けの部分をトランク裏面に直接接着して、中仕切り板だけを取り除くことにしました。
ちゅみみーんのイボみたい^^;
お尻の内側はプラ板の貼り重ねなので、そこにプラ板を追加するのに一苦労です。
その6に書いた、50枚を横に貼り重ねる方法のほうがよかったかもしれません。
裏打ちが終わったので、お尻の裏側の削り込みを再開します。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。