MGミジェットのフルスクラッチ(その3)
1mm厚のプラ板でMGミジェットのフルスクラッチを試みるに当たり、予行演習としてボール紙を使って同様の作業をやってみることにした、という話を前回書きました。
ようやくボール紙を切り出し、それぞれ三枚重ねに貼り重ねて1mm厚にしました。これをプラ板で作業するつもりで形にしていくことにします。
まずは作業台の準備から。
前部の5mm角棒はフロント車軸から1.5cmのところに設定したので、これでフロント車軸の位置が決まります。
リア車軸は、実車のホイールベース 2030mm x 1/24 = 8.5cmと計算して、リア車軸の位置も決まります。
前後のトレッド幅は、
フロント 1160mm x 1/24 = 4.83cm
リア 1140mm x 1/24 = 4.75cm
困ったことに四捨五入するとどちらも4.8cmですが、おそらくこの差は表現できないので、前後とも4.8cmとして、次に進むことにします。
ド初心者なので、こだわりどころと手の抜きどころも一から勉強です。
車軸とトレッド幅の位置は車種によって違うので、使いまわせるようにマステの上に書きます。
組立ては、作業台に中仕切り板をセットするところから始めます。
これに側面を加えます。側面は一番内側を、内装部品を取り付けられるようにくり抜いてあります。衝突安全性や遮音性を高めるために厚く、大きく、重くなっていく前の、古き良き時代の薄っぺらい構造の車体です。
工業製品としては新しいほど優れているということに疑いはありませんが、個人的な好みは別のところにあります。
後で分解できるよう、垂直面はマステで、平面ははがせる糊で接着することにします。もしかしたら何度か分解と組み立てを繰り返すことになるかもしれないのと、プラ板の作業に移行する際には型紙として使うのを予定しているからです。
はがせる糊は、100均巡回の中で、ダイソーに1軒だけ、1個だけ売られていました。がさがさ面同士の貼り付けなら粘着力は十分にありましたが、片方つるつるだと、すぐはがれてしまいました。本来は紙切れに塗って付箋のように使うためのもののようなので、この程度なのでしょう。
前後の天板とライトの盛り上がりを貼り重ね、側面に接着します。
ボディの最下部は前後とも丸い形状なので、これを削り出せるよう4枚ほど積み重ねておきます。
削り出す前のものができました。なんとなくMGミジェットの面影が見える気がする私だけでしょうか^^
、、、思い出しました。これはプラ板ではなく、ごみ(箱から拾ったボール紙)で作った予行演習のものに過ぎません。
私はまだ、ようやくスターティンググリッドにすら立っていないのでしたTT
現実に立ち返り、作業台にセットしてみました。
いろんな角度から眺めてみて、いくつか修正点が見つかったので、プラ板の作業に反映させようと思います。予行演習中は、面倒なことやっちゃったなぁと思っていましたが、やってよかったようです^^
さて、予行演習編は以上です。
なんとなく感じはつかめた気がするので、次回はプラ板を切り出していこうと思います。Seriaのプラ板は、大量購入済みですw
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。