MGミジェットのフルスクラッチ(その7)
前回までに、プラ板を貼り重ねてボディの原型を作りました。
今回から、いよいよ削り出して形にしていきます。
全く未知の領域です。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
とりあえず、側面から手を付けてみることにしました。
MGミジェットの側面は、複雑なプレスラインがなくのっぺりした平面ですが、よく見ると下よりも上のほうが車幅が広くなるよう、わずかに傾斜がついています。
まずはこの傾斜を意識しながら、側面を削っていくことから始めたのですが、プラ板の貼り重ねが不足しているようなので、外側に1枚追加することにしました。
これで曲面が出しやすくなりました^^
削り出しは、当初やすりで行おうと思い、100均で調達しました。
最初に買ったのは2本入りのもので、部品の切削面を整えたり寸法の微調整を加えるのに、平やすりの方を使ってきました。これはなかなか使い勝手がいいです。
もう少しがしがし削れるやすりが欲しかったので、次にダイヤモンドやすりを買ったのですが、これは目が細かく逆に優しい削り心地^^;
がしがし削れるのを期待して、大きい鉄鋼やすりをさらに買い足したのですが、見かけほどは削れてくれません^^;
せっかく100均で調達しているのに、思っていたのと違うと、購入単価が110円ではなくなってしまうのですが、トライアンドエラー、初心者の初期投資として受け入れることにします。
結局、普通のカッターナイフで削り出すのが一番効率が良かったようです。
側面を削る作業でボディに力が加わってたわんでしまうので、内幅に切り出したMDFを挟んで作業することにしました。
それにしても、削り出しの作業からはホーチミンに戻ってからにしようと思っていたのですが、コロナ禍がここまで尾を引くとは。10月に入って段階的に規制緩和が始まっていますが、感染状況が改善されたわけではなく、日本滞在が長引いていて、削り出しの作業も日本で始めることになりました。
家族が食事をする食卓で、削り粉をまき散らしたり接着剤のにおいを充満させるのは許されざる行為であり、家族の留守を狙って細々と作業を進めております。リビングモデラーの真意を知ったような気がします^^;
今日もお付き合いいただきありがとうございました。