いろいろやってみるブログ

人生の折り返しを過ぎたので、やってみたかったことをやっていくというお話。

フルスクラッチ、始めます(その2、準備編)

前回の記事で、齢51歳にしてクルマのフルスクラッチに手を出すことを書きました。
今回はその続きです。

フルスクラッチに興味を持ち始めてからは、来る日も来る日もKatsu様のYouTubeチャンネル、「愛車を作ろう!Full Scratch Modelling Cars [V]」を繰り返し観ているのですが、自分もやってみようかな、と思ってからはすっかり教材として観るようになっていました(以降、「お手本」と表現させていただきます^^)。

拝見していているとどうやら、作業の過程で車体の中心線を確認できるように工作物を同じ位置に固定できる台と、基準線に対し一定の位置に平行線を書き込む「トースカン」という道具があると作業がスムーズになる、ということだそうなので、手始めにこれらを作ってみることにしました。

話は変わって、私は普段ベトナムホーチミン市に駐在しているのですが、昨今のコロナ禍の影響で一時的に日本に帰ってきています。フルスクラッチを始めてみようと思い立ったのは実はしばらく前のことで、前回の一時帰国の際に必要になりそうな道具や材料を買い込んでいたのですが、今回の帰国の際はそれらを全て現地に置いたまま帰ってきてしまいました。

帰国当初(2021年7月)は、1、2ヵ月滞在したらまた戻るつもりだったのですが、残念ながら状況が改善する兆しが見えず、滞在は長引くことになりそうです。今のまま何もしないで現地に戻るのを待つよりも、作業できることから手を付けることにしました。それが工作物を固定する台とトースカンの作成です。

 

1. 作業台の作成

作業台は、当初1mm厚のプラバンで作ることを考えていたのですが、買ったプラバンも現地に置いてきてしまったので、簡易的なものを作ることにしました。「お手本」では厚めの木の板に工作物を木ねじで固定されていることが多いようだったのですが、台を使いまわしたいので、プラ材の5mm角棒で台と工作物をつなぐことにしました。

材料は、
100均で見つけた木の小箱、
同じく100均で調達したMDF合板、
タミヤのプラ材5mm角棒、
です。

f:id:flyingorangecat:20210827104621j:plain


木の小箱の縦の中心線上に、5mm角と5mm×40mmの穴を開けて、5mm角のプラ棒を挿し込めるようにします。5mm角の穴は前輪軸付近で位置を固定し、後輪軸付近は車体の大きさによって、プラ棒を挿す位置を5mm角棒の組合せで前後できるようにしました。

f:id:flyingorangecat:20210827105150j:plain


5mm角のプラ棒が垂直を保てるよう、箱の内側にガイドを追加します。箱の薄い天板がたわむのを抑える効果もあります。

f:id:flyingorangecat:20210827105559j:plain


ガイドに使ったMDFの合板は、元々別の用途で一部分だけを使う予定だったのですが、今回の準備作業でほぼ使い切ることになりました。

f:id:flyingorangecat:20210827105844j:plain

 

2. トースカンの作成

トースカンも、材料を現地に置いてきてしまったので、以前買って余っていたものと、足りないものを買い足して作ります。

材料は、
MDF合板、10×8cmの3枚重ね、
L字プレート(100均)、
目玉クリップ(100均)、
蝶ねじ、座金、ばねワッシャー(ホームセンター)、
です。

f:id:flyingorangecat:20210827110149j:plain


関節がもう一つ欲しいのですが、プレートがないので目玉クリップをL字プレートに直接取り付けます。
トースカンの登場はもう少し先のことになるので、必要になったときに組み立てることにします。

f:id:flyingorangecat:20210827110635j:plain

 

3.追加の道具 (プラ板の断面を垂直に整える器具)

木の小箱の内側に取り付けたMDFのガイド板は、高さが揃っていないと伏せて置いたときに箱が浮いてしまったり、天板をたわませてしまうことになります。

のこぎりで切り出したMDF板の切断面をサンドペーパーで垂直に整えるべく、プラ板とプラ棒で器具を作りました。材料は1mm厚のプラ板と5mm角のプラ棒です。

f:id:flyingorangecat:20210827112202j:plain


ネットで検索したところ、ICHIさんという方がTwitterで公開されていたので、それをマネさせてもらいました。
ダイソーで売っているサンドペーパーが7cm幅だったので、これに合わせて縦の幅を7cmにしました。

切断面を他の“面”と垂直にするのはこれで何とか出来ましたが、他の“辺”とも垂直にするのはこれでは無理なので、L型定規を当てて確認するようにしました。

L型定規はいろんなことに使えて大変便利なのですが、意外と100均で見つけるのが困難で、Amazonで購入しました。
その直後、Seriaで見つけました。

f:id:flyingorangecat:20210827112848j:plain


Seriaならどの店舗でもというわけではなく、100均巡回の中で、見かけたのは1店だけでした。

ともあれ、これで準備はできました。ほかにも材料、機材をいろいろと買い込んでいて、もはや引き下がれなくなってしまいました^^

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。